2007年5月6日日曜日

「埼玉ギターコンクール優勝者演奏会」を聴いて



422() に「埼玉ギターコンクール優勝者演奏会」(於:さいたま市民会館浦和)を聴きに行ってきました。(HP→http://www.saitama-guitar.org/

第一部は今年 9 月に行われる第 14 回埼玉ギターコンクール課題曲の審査員演奏と解説、第二部はこれまでの優勝者 4 名による演奏会でした。

第一部の審査員演奏では、一番目のド・ビゼー作曲「ブーレ」を担当したプロの先生は解説の時から書類を床に何回も落とすなど、なにか緊張しているように感じられました。模範演奏に入っても、けっこう演奏ミスがありま した。二番目の先生は F .ソル作曲「練習曲・月光」を弾きましたが、ミスりまくって、はっきり言って、参考にしようがありませんでした。三番目の先生(ショパン作曲「プレリュード」)は、弾く前に、(一番目と二番目の演奏を見ていて)「プロでも、短い曲1曲だけをこういうところで弾くのは緊張するんです」と話されてから、演奏しました。さすがに、きっちりとうまく演奏しました。四番目の先生(メルリン作曲「エボカシオン No.1 」) も上手に演奏しましたが、演奏の後で「今日演奏するために、自分はこの 1 週間、毎日 100 回この曲を弾きました」と話されました。

4 人の審査員演奏を見ていて、“プロでも場合によってはこんなに緊張するんだなあ、アマチュアの自分が人前で緊張して、うまく弾けなくなるのは当然のことなんだ”と思いました。また、プロでも技術的にはそれほど難しくない1曲を弾くために、その前の1週間、毎日 100 回も練習するのであれば、アマチュアで、もともと技術レベルの高くない自分などはそれ以上に練習しないと、人前できちんと弾ける訳がないということが良く分かりました

第二部の優勝者演奏会については、今回演奏した 4 人ともに、さすがに技術的にも、音楽性の点でもレベルが高いと思いました。特に二番目に弾いた、第 4 回優勝者の関口泰弘氏の演奏は中でも良いと自分には感じられました。演奏した J.S. バッハ作曲「サラバンド BWV1002 」と「ドーブル BWV1002 」はボリューム感があり、また、迫力があり、しっかり演奏していて、感心しました。この人はプロに転向してもおもしろいのではないかと思いました。

自分が今後演奏する上で、いろいろ勉強になりました。

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