2007年8月9日木曜日

8月のクラスタ「とびいりフリーコンサート」


8月8日(水)晩は国分寺のライブハウス「クラスタ」(HP→http://www.classta.com/)の「とびいりフリーコンサート」に、7月に続いて懲りずにまた参加しました。
今回の参加者(演奏者)は9人でした。
私の番が回ってきて、1曲目はフェルナンド・ソル作曲「練習曲“月光”」を弾きました。この曲は技術的には易しく、家では暗譜できていました。しかし、弾き始めたら途中でど忘れしてしまい、戻って弾き直しました。緊張して、あがってしまう私の癖はまだ治っていません。2曲目はスタンリー・マイヤーズ作曲「カヴァティーナ」(映画『ディア・ハンター』のテーマ曲)を弾きました。この曲は細かいミスはいろいろありましたが、前回のようなひどいミスはなかったように思います。
休憩をはさんで、二順目が回ってきました。二順目はフランシスコ・タルレガ作曲(→http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%82%B3%E3%83%BB%E3%82%BF%E3%83%AC%E3%82%AC)の「アデリータ」と「マリエッタ(マズルカ)」を弾き、最後に、技術的には易しい「ラグリマ(涙)」を弾き、お茶を濁すつもりでした。しかし、前の人が「ラグリマ」を引いてしまったため(上手でした)、やむを得ず、3曲目はまだ練習中ではありましたが、自分にとっては技術的に難しい、タルレガ作曲の「マリア(ガボット)」を弾きました。やはりこの曲はミスりまくりました。練習で完全に弾けない曲を、人前でうまく弾けるわけがありません。
ところで、いつもクラスタの「フリーコンサート」ではセミプロ級の人が何人か弾きます。この日私が抜きん出ていると思ったのは、千葉のKさんです(見たところ30歳前後)。Kさんは一巡目でフェルナンド・ソル作曲「マルボローの主題による変奏曲」を、二順目でJ.S.バッハ作曲「プレリュード、フーガ、アレグロ」と、いずれも大曲を弾きました。良い音を出し、演奏技術はすぐれ、音楽性もしっかりしていて、私は聴き惚れました。Kさんは19世紀に使われていたタイプという、一回り小さいギターを使っていました。私と同じテーブルの向かい側に座っていたので、休憩時間に「ギターは小さいのにいい音が出ますね。弾き方もいいのでしょうけど・・。」と言ったら、「弾いてみますか?」と言って、私にそのギターを弾かせてくれました。弾いてみると、味のある音が出て、ギタ-の質の高さが感じられました。
あとで分かったことですが、Kさんは昨年の「全日本アマチュアギターコンクール」の優勝者でした(HPはここ→http://awato.net/ajga/compe/07/comrep07.htm)。うまいわけです。私はその19世紀ギターに強い興味を感じたので、Kさんにギターの値段まで聞いてしまいました。今考えれば、私は図々しいオヤジで、冷や汗ものでした。

0 件のコメント:

コメントを投稿