2010年3月1日月曜日

ヴィラ=ロボス作曲「前奏曲第3番」 Prelude No.3


ヴィラ=ロボス作曲の「前奏曲第3番」を新しく練習し始めました。

エイトル・ヴィラ=ロボス (Heitor Villa-Lobos;1887年3月5日~1959年11月17日)はブラジルの作曲家で、独学で作曲を勉強し、クラシックの技法にブラジル独自の音楽を取り込んだ作風で知られているそうです。管弦楽曲、室内楽曲、ピアノ曲、映画音楽など、1,000曲近くに及ぶ膨大な作品を遺しています。

ギター曲としては5つの前奏曲(1940年)、12の練習曲(1928年)などの作品がありますが、彼の膨大な作品数を考えれば、ギター曲はそのほんの一部に過ぎません。しかしながら、ヴィラ=ロボスは少年時代からギターに親しみ、ギターの性能、特性を熟知していたそうです。従って、クラシック・ギタリストの間でヴィラ=ロボスのこれらの曲がよく演奏され、その多くがギターの名曲となっていることは必然と言えます。

しかし、私はヴィラ=ロボスの曲は今まで1曲も弾いたことがありませんでした。

村治佳織 ライア&ソネット by Poran111

私の持っている村治佳織さんのCD「ライア&ソネット」にはヴィラ=ロボスの5つの前奏曲が収められています。その中でも、村治さんは前奏曲第3番イ単調をとても綺麗に弾いています。この曲を繰り返し聴いているうちに、自分もこの曲を練習してみたくなりました。
Villa=Lobos Prelude No.3 by Andres Segovia

ところで、ヴィラ=ロボスは5つの前奏曲に自分でニックネームを付けて呼んでいたそうです。コンサートなどで弾かれることが最も多い第1番は「抒情のメロディ」、この第3番は「バッハへの賛歌」です。 


この第3番を練習するために、YouTubeで検索して調べてみたところ、色々な人の演奏がアップされていました。私の好きなアンドレス・セゴビアの演奏もアップされています(上に添付)。この曲は演奏者によってテンポや曲想の付け方がずいぶん違っています。いろんなプロギタリストの演奏をYouTubeで聴くことができるので、自分が練習する上で大変参考になります。


この曲については、アップされている演奏の中では私はジョン・ウィリアムズの演奏が最も気に入っています(下に添付)。


今練習中ですが、この曲をどう組み立てて、曲想を全体としてどうまとめるかが難しそうです。
John Williams : Heitor Villa-Lobos - Prelude No.3

ところで、私が最近苦労することは、新しい曲に取り組んで練習し始め、それを一通り弾けるようになり、暗譜するまでに大変時間がかかることです。自分が学生の頃のことを思い出してみると、今は新しい曲をおぼえるのに、若い頃の10倍位の時間と練習量が必要な感じがします。

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