<トリニダー近くの牧場 2016年1月26日14:28>
途中は牧場や畑が続きます。1時間20分位走って、トリニダー(Trinidad)に到着しました。
<トリニダーの石畳の通り 2016年1月26日15:42>
トリニダー(Trinidad)は現在は人口35,000人の町です。16世紀前半に築かれ、近郊にサトウキビのプランテーションができたことにより、作物と奴隷売買の中心地として繁栄し、19世紀中頃の奴隷制度廃止まで続きました。その後は町は静かに衰退し、スペイン植民地時代の古い町並みはそのまま残り、近郊のサトウキビの大規模農園があったロス・インヘニオス渓谷と共に、ユネスコの世界遺産になっています。
トリニダー旧市街の通りは今も昔のままの石畳で、大き目の石がデコボコして、ちょっと歩きにくいです(上の写真)。
<マヨール広場 2016年1月26日>
世界遺産、トリニダーの中心がマヨール広場(上の写真)。かつてはここでサトウキビの取引や奴隷売買が行われていたそうです。
<サンティシマ教会(右)とロマンティコ博物館(左) 2016年1月26日15:37>
マヨール広場東側のサンティシマ教会は1892年建築。その左(上の写真)のロマンティコ博物館は1808年に建てられたもので、サトウキビで大成功した農園主の屋敷だったものです。
<革命博物館/サンティシマ教会付近から見る 2016年1月26日>
上の写真の黄色い塔の建物は、元は1984年に建てられたサン・フランシスコ修道院でしたが、現在は革命博物館になっています。1959年の革命成就前に、バティスタ政権の掃討作戦で命を落とした、カストロ率いる革命軍メンバーの写真や遺品などを中心に展示されています。
<バー「ラ・カンチャンチャラ」外観 2016年1月26日>
そして、我々は近くのバー「ラ・カンチャンチャラ」(La Canchancharai)に入り、ラ・カンチャンチャラを飲みました。ラ・カンチャンチャラは、下の写真の茶色い湯飲み茶わんのような器に入れて出され、サトウキビの蒸留酒でアグラルデンテと言うお酒に、蜂蜜とレモン、水を加えたもの。さわやかな味わいで、おいしかったです。ここでもキューバ音楽のライブ演奏を楽しみました。
<バー「ラ・カンチャンチャラ」でラ・カンチャンチャラを飲む 2016年1月26日15:48>
その後、ロス・インヘニオス渓谷を通って、今日の宿泊地である、トリニダーのリゾート、プラヤ・アンコンに向かいました。
<ロス・インヘニオス渓谷 2016年1月26日16:41>
途中で見たロス・インヘニオス渓谷はトリニダーの近郊、およそ12kmに位置し、18世紀末から19世紀にかけての植民地時代には大勢の奴隷を働かせる大規模なサトウキビ農園だった所です。今はサトウキビ畑はここでは一部しか残っていませんが、生産のピーク時には3万人もの黒人奴隷がここで過酷な労働を強いられていたそうです。そんなことがちょっと想像できないような現在は静かな光景でした。
<夕方のホテルの部屋から見たビーチ@トリニダー 2016年1月26日17:40>
夕方、旧市街近郊の、岬のような形になったリゾート、プラヤ・アンコン(Playa Ancon)にある、ホテル・クラブ・アミーゴ・アンコン(Club Amigo Ancon)に到着しました。
<ホテル「クラブ・アミーゴ・アンコン」の部屋@トリニダー 2016年1月26日17:39>
我々の泊まった部屋はこじんまりはしていましたが、シャワーなど設備は問題なく、バルコニーの前には気持ちの良いビーチが広がっていました。
<夕方のホテル「クラブ・アミーゴ・アンコン」のビーチ 2016年1月26日17:59>
このホテルは「all-inclusive」でホテル敷地内のどのレストラン、バーでも食べ放題、アルコールもソフトドリンクも飲み放題でした。
夕方ビーチを散歩しましたが、駆け足で、ちょっと泊まるだけでは勿体ないような場所でした。
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