2009年6月29日月曜日

50年前の卒業写真


東京の家の荷物を整理していたら、50年前の卒業写真が出てきました。
これは静岡市内の公立小学校の私の卒業写真です。昭和34年(1959年)3月ですから、ちょうど50年前です。
前から3列目の一番左側が私です。前列中央が校長先生、その右の女性が担任のA先生。当時独身だったA先生が今もご健在でいらっしゃるか私には全く分かりません。


横内小学校卒業写真・6年5組/昭34年3月 by Poran111

この木造2階建ての校舎がなつかしいです。残念ながら、私が卒業してだいぶ経った頃、火災が起きて、焼失してしまいました。今は同じ場所に鉄筋コンクリートの校舎が建っています。

2009年6月26日金曜日

バターナッツの植え付け



24日(水)夕方、ランディと二人で蓼科に戻ってきて、昨日、今日と半日ずつ畑仕事をしました。


昨日、新しくバターナッツ3本と長ナス2本の苗を植え付けました。これで栽培中の野菜は23種類になりました。


バターナッツは私もまだ食べたことがないのですが、カボチャの一種で、イタリア産、ひょうたん形をしています(上の写真)。バターナッツは、その名の通りバターのようなネットリとした果肉で、ナッツのような濃い旨みと香りを持っているそうです。特にポタージュにすると美味しいそうで、ジャムにもできるとのこと。収穫してから半年以上保存がきくと聞き、作ってみることにしました。

また、長ナスは45センチもの長さになる種類で、どのくらい大きくなるか面白そうなので、これも作ってみることにしました。


当面の種蒔き、苗の植え付けはこれで一段落です。

中央の3本がバターナッツ、その左(支柱付き)の2本が長ナス by Poran111

生後9ヶ月になったランディ


ランディは一昨日、6月24日で生後9ヶ月になりました。人間で言えば中学生くらいのようです。今、体重は15キロ近くになりました。


image from www.flickr.com                         山荘庭にて 2009年6月26日

7か月前に生後63日で我が家に来た時には体重は2.8キロでした(下の写真)。犬の成長は本当に早いと思います。
image from www.flickr.com                 Border Collie on Nov.25, 2008. 生後63日

山荘は標高1,600メートルあり、都会よりも気温は平均10度くらい低いです。庭は緑で覆われていて、木陰になっていますので、暑さに弱いと言うボーダーコリーも、真夏の間過ごしやすそうです。

image from www.flickr.com             山荘ベランダのランディ 2009年6月26日

  

2009年6月18日木曜日

畑の種蒔きと植え付け

今年の畑作業は、東京で雑用が続いたり、蓼科にいる時は雨が降ったりして、当初考えていたより遅れ気味です。
今日、18日(木)迄で、それでも次の22種類の種蒔き、又は苗の植え付けをしました。夫婦二人で食べる分で十分なので、少量ずつ作っています。ですから、借りている 36坪の畑は22種類作ってもまだスペースに余裕があります。
<種まき又は植え付け済みの野菜>
[果菜類]トウモロコシ、キュウリ、オクラ、ナス、カボチャ、スナックエンドウ、ズッキーニ、枝豆、シシトウ、ピーマン(3種類)、トマト(6種類)、
[根菜類]ジャガイモ(2種類)、大根、ニンジン、ラディッシュ、
[葉菜類]ねぎ、レタス、サラダカラシ菜、バジル、カーリークレス、ブロッコリー、ほうれん草、


種まき・植え付け作業中の畑 2009年6月17日 by Poran111


更にまだ、ハーブとか他の野菜も植える予定です。東京近辺の畑ではキュウリなどはもう収穫されていますが、ここ標高1,100メートルの畑ではキュウリはまだ小さくて、花も咲いていません。 

ところで、ここの別荘地を下った所に農協の食料品スーパーがあって、普段はここで食料品を買っています。置いてある品物の種類や品質はまずまずです。
この春にこのスーパーの隣に、農業・園芸用品を扱う「JAファーム茅野」がオープンしました。ここでは、野菜の種、苗、農業用具など野菜作りに必要なものが全て揃うので私の畑作業にとってはとても便利になりました(下の写真)。
JAファーム茅野 by Poran111
JAファーム茅野, a photo by Poran111 on Flickr.

2009年6月14日日曜日

稲垣稔氏ギターリサイタル


6月12日(金)晩、池袋のGGサロンでの稲垣稔氏のギター・リサイタルを聴きに行きました。 
私は稲垣氏のギター個人レッスンを今年になって2回受けています。前回のレッスンの時に稲垣さんから直接前売り券を買ってありました。
稲垣氏は兵庫県明石市在住で、関西では時々リサイタルを開いていますが、関東でのリサイタルは多くありません。ですから、私にとってはこれは貴重な機会です。

ギタリスト稲垣稔 by Poran111
ギタリスト稲垣稔, a photo by Poran111 on Flickr.


会場は満席で、稲垣氏の人気の高さがうかがえました。
一部と三部はソロ、二部は賛助出演した金庸太氏とのデュオでした。金氏は稲垣氏より9歳若いですが、稲垣氏と同じくフランスに留学しています。また、今回使うギターは二人とも、名工イグナシオ・フレタの製作だそうです。デュオは息が合っていて、楽しめました。
一部と三部の稲垣氏のソロでは、美しく、多彩で、表情鮮やかな音色は感動的でした。これだけの綺麗で、多彩な音色は世界のクラシック・ギタリストの中でもトップクラスだと私は思います。
一部からデュオをはさんで、三部に移るに従い、稲垣氏自身も演奏に乗ってきている感じがしました。後半になるに従い、ますます表情豊かに歌わせ、音楽性がほとばしり、聴いていてしびれました。私はクラシックギター・ソロの生演奏を聴いて、今までしびれたことがあったのだろうかと思いました。
私のもう一人の好きな日本人のギタリストは村治佳織です。村治さんの演奏技術は素晴らしいです。しかし、曲を歌わせる力、音楽性については稲垣さんの方が更に良いと私は感じます。
これだけの力量を持った人が関東地区でのリサイタルが少ないのはもったいないです。もっと東京近辺でのリサイタルを増やしてくれたら良いと思います。

≪プログラム≫
【第一部/ソロ】
サラバンド ニ短調〈主題と変奏〉 (ヘンデル)
第7幻想曲Op.30 (ソル)
イギリス組曲Op.31 (デュアート) ~ プレリュード、フォークソング、ラウンドダンス
【第二部/デュオ】 ~ 稲垣氏と金氏
ソナタ イ短調 (ガリェス)
ロシアの想い出Op.63 (ソル)
コルドバ<組曲「スペインの歌」より Op.232-4> (アルベニス)、
タンゴ・エスパニョール Op.164-2 (アルベニス)、
カスティーリャ<スペイン組曲 Op.47より> (アルベニス)、
【第三部/ソロ】
アディオス・ノニーノ (ピアソラ)
タンゴ Op.7 (ヌーニェス)、
二つのメキシコ民謡 ~ 小鳥売りの娘、ラ・アデリータ (アスピス編)
カタロニア奇想曲 Op.165-5 (アルベニス)、
朱色の塔 Op.92-12 (アルベニス)
≪アンコール≫
〈ソロ〉  ラ・ミラネーゼ (クレンジャンス) =稲垣氏のために書かれた曲だそうです。
     夢 (A.ラゴヤ) =稲垣氏のフランス留学時代の恩師の曲です。
〈デュオ〉  ミクロピエサス (ブローウェル) 他2曲
〈ソロ〉  美音Mio (佐藤弘和) =佐藤氏が稲垣さんの2歳になる長女美音ちゃんの為に書いた曲だそうです。

2009年6月13日土曜日

蚊取り線香の煙とランディ

ランディは、窓から部屋に射す光の中にほこりが浮かんで見えると、ほこりに噛みつこうと口をパクパクして、一人で戦っていることがよくあります。

蚊取り線香とランディ 2009.6.13 by Poran111

今夜は部屋のテーブルの上に蚊取り線香に火をつけて置いておいたら、蚊取り線香から上がる煙に噛みつこうとして、口をパクパクさせて、しばらくの間戦っていました。


2009年6月5日金曜日

演奏の時のあがりの克服について

5月12日(火)7:30~8:00pmに放映されたNHK「クローズアップ現代」で『勝負強さは“脳”が決めて』というテーマが取り上げられました。私はこの番組を見ましたが、非常に興味深い内容でした。

番組によれば、本番の大舞台で実力を発揮できる選手と出来ない選手の違いはどこにあるのかを最新の脳科学から解明して、どうすれば本番に強くなれるのかの研究が進み、実践で効果を出しているでいる、とのことです。

下に本番組のNHKのホームページの画面を添付しました。しかし、この画面には肝心の結論が記載されていません。この番組を見て、私が理解したところをまとめると、大まか次のようになります。

・・・ 「これまでの、オリンピック選手など日本の競泳陣は水泳レースの最後の50メートル程で失速し、良い成績を収められないことが多かった。
 そこで、脳科学者はレースの際のラストスパートの状況を作って実験し、脳の血流の量などを調べた。すると、ゴールが近いと意識した時から血流の量が落ちるなど、脳の働きが落ちていることが分かった。
 そこで、脳科学者によるこの分析・研究について日本の競泳選手達に講義を受けさせ、また、選手はレースの時には、泳ぎ終わって、電光掲示板に何分何秒という自分の結果を見るまではゴールと思わないようにさせた。そうして実際にレースに参加させると、最後の50メートルでも選手は前のように失速することがなくなった。
 この研究とレースでの実践は、前回の北京オリンピックでの日本競泳陣の好成績につながった。」 ・・・

image from www.flickr.com


私はこの番組を見て、この理論は楽器の演奏の時にも応用、活用ができるだろうと考えました。

つまり、人前でクラシックギターを演奏する際には、これが本番だとか、ここで決めなければいけないとか、今までの練習の成果を出すべき場所だ、などと考えないで、これは本番ではなく、本番はまだ先だ、これはリハーサル、あるいは練習で、自分はまだまだ上達するのだ、と考えるようにする。こう考え、意識することによって、緊張することが和らぎ、上がる度合いが減るのではないか、と言う、云わば仮説を私は立てました。

そして、自分自身が人体実験のつもりで、ギター・ソロを演奏して試してみることにしました。実際に演奏したのは、国分寺のライブハウス「クラスタ」で5月17日(日)の「フリーコンサート」と6月1日(月)の「木村デー」の2回です。それぞれ約15分の持ち時間で演奏しました。

「これは本番ではなく、本番はまだ先だ、これはリハーサル、あるいは練習だ」と自分自身に言い聞かせ、思いこませて、演奏しました。2回の“実験”の結果は、いつもに比べると、演奏中の緊張や上がりは少しは和らいだかなあ、と言う感じはしました。しかし、家で練習している時に比べると、左手も右手も指の動きはやはり鈍く、自分の場合はこれだけで上がりを克服できたとまではゆきません。今までは、家で練習している時の3割位しか人前で弾けなかったのが、4割位は弾けたかなあ、という感じです。しかし、4割/3割=1.33ですから、33%向上したことになります。一定の改善効果はあったということなのでしょう。

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NHK「クローズアップ現代」

5月12日(火)放送
勝負強さは“脳”が決め手
オリンピックなどの大舞台で、実力を発揮できる選手と出来ない選手の違いはどこにあるのか?それを、最新の脳科学から解明し、どうすれば本番に強くなれるのかを探る研究が、国内外で進んでいる。脳神経外科医の林成之医師は、選手が競技中に頭に思い浮かべる"一瞬の油断"や"不安な気持ち"などが、運動機能の低下に結びつくことを検証。北京五輪の前には、北島康介選手など日本の競泳陣に集中力を切らさないための指導を行い、メダル獲得に貢献した。一方、海外をみると、バンクーバー五輪でのメダル量産を狙うカナダは、国家戦略として、選手への脳トレーニングを開始。北米では、脳専門のトレーニングジムもオープンし、商談の現場で勝負するビジネスマンにも脳の訓練を取り入れる動きが起きている。本番に強くなるヒントはどこにあるのか、日本と海外の最新の動きを追う。
(NO.2731)

スタジオゲスト 茂木 健一郎さん
    (脳科学者)